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◎琉球新報コラム第5回「チキンと24時間」

2015年01月13日

◎2014年7月〜12月に琉球新報で掲載させていただいたコラムです。全13回
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 第5回 / 2014年8月28日掲載『チキンと24時間』
 琉球新報での掲載はこちら
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-230756-storytopic-13.html
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「24時間働けますか。」


25年前、日本を席巻した栄養ドリンクのキャッチコピー。

今ではブラック企業だと叩(たた)かれまくりそうなフレーズだが、

24時間365日、私の時間は今のところ、

だいたいチキンに捧げられている。



仕込みや販売、片付けなど店舗で働く時間はもちろん、

夜はチキンを使った料理を試作し、

別店舗の丸焼きを食べ比べ、

チキンパーティーの企画をまとめ、

チキンについての想(おも)いをブログにつづり、

こうして書いているコラムもまた、チキン。




母サチコには「そろそろ違うことを書いてはどうか」と言われているが、

頭の中にチキンしかないのだからしょうがない。




「3、4時間戦えますか?」


25年前に「24時間戦えますか」とうたっていた企業が

先月発売した商品のキャッチコピー。

現代人が企業戦士として働ける時間は24時間から3、4時間に。

なんとわずか1/6時間。





人々の意識が企業の発展や日本の経済成長から、

自分らしさや生活の豊かさへと移り変わっていると感じる今。

そもそも仕事とは何か、働くとは何か、

24時間チキンでいっぱいの頭で考える。





「仕事と人生を切り離して考えてはいけない」。




アメリカで億万長者を何人も輩出している

コンサルタント、ジム・ローンの言葉。

私にとってチキン屋で働くことは

仕事でもあり遊びでもあり、

2代目としての可能性でもあり、

自分らしく生きるための手段でもあり、

人生そのものである。




ニーブイしながらコラムを書いたり苦しいこともあるが、

それも含めて24時間

注ぎ込んでもいいと思える仕事ができるのは本当に幸せだ。



私にとって仕事は「私事」であり「志事」。

だが、2代目が遊んでるから味が落ちたなんて言われないよう

チキンと、いや、キチンとチキンに向き合っていきたい。


(幸喜ブエコ朝子、「ブエノチキン浦添」2代目)



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