ブエノチキン二代目ブエコ代表トリ締役への道。

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五分五分

2011年05月31日



人生っちゅーのは

いつ失うかもしれない危険性と

明日出会えるかもしれない可能性と



そういうものが、もういつ起きるかわらかない

五分五分の確率で混在してるわけで。





だからなにかを失っても

またやってくる出会いを思えば

そこまで落胆する必要はないし、

素敵ななにかを得ても

それがいつ消えてしまうかもしれないことは

頭に入れておかなければいけないのだなぁ。


いろんなものを失ったり得たりしながら

そんなことを思う30才手前の今日この頃。





「あ〜あ、庭、なんにもなくなっちゃって寂しいわねぇ」



今回の、久々に凄まじかった台風で

すっかり空っぽになってしまった庭を見て母が一言。

たいして寂しくなさそうな口調に、

何度も台風で庭を荒らされたであろう母の強さを感じました。

また、植えなきゃね。

そんな心の声が聞こえたような。






「ねぇ、私がさ、母の日にあげた紫陽花は?」


「あれは…大丈夫じゃない?」






鉢から庭に植え替えたものの

全然あとかたもない紫陽花については

まったく関与してないかのような口ぶりです。

母、強し。





おかげさまでブエノチキンは台風の被害もなく

元気に営業しております!

買いに行ったら売り切れていた、という声も聞かれますので

確実に買いたい時はお電話くださいね。


[ ブエノチキン浦添 ]
TEL:098-876-0452
ネットショップ:http://buenourasoe.com/?mode=f2  


Posted by ブエコ at 00:03Comments(4)ブエコ徒然日記

宇宙の中へ

2011年05月24日




人って宇宙だ。

しみじみ、思うのです。




言葉をつくしてあれやこれや話しても

決してすべてを伝えきれない。

今日、何をしたとか、小さいときに何があったとか、

こう言われていやだったとか、

本当にいろんな出来事とそれに付随するいろんな感情が

積もり積もって形成されていく、人間という宇宙。

果てしないブラックホールのような制限のない宇宙。

心臓とか肺とか腕とかまぶたとか、

構成要素は同じのはずなのに

ひとつとして同じものはないと思うと神秘です。



だから、人は人を知りたくなるし好ましく思うのでしょうか。

友と語らいながら

こんなにも違う宇宙を抱えながら

ひとつの時間を共感しあえる喜びをかみしめた夜でした。 

Posted by ブエコ at 01:10Comments(0)ブエコ徒然日記

心にある唄

2011年05月22日

誰もが口ずさめる歌って、そうそうないと思うのです。

オジーは知ってるけどギャルは知らないとか、

高校生の間ではやってるけど主婦は聞いたことさえないとか。

誰からも愛されて、しかも一緒に歌える歌って、

本当に少ないと思うのです。




でもさ、沖縄にはたくさんある気がするのです。






うちなーんちゅだけじゃなくて、

国立劇場を埋め尽くしたないちゃーが

声をあわせて島唄を歌っている。

もちろん私も全部そらで歌えるし、何度聞いてもあたたかい。

島唄だけじゃなく、BEGINさんの島んちゅの宝も涙そうそうも

オジー自慢のオリオンビールも、

モンパチの「あなたへ」だって、高い確率でみんなが歌える。

BEGINの歌の日コンサートで

オジーから子供まで、みんなが声をそろえて

島んちゅぬ宝を歌っている場面、

会場が歌でひとつになっている光景を見るにつけ、

沖縄に生まれてよかった。

心底そう思うのです。




今日、浦添てだこホールで行われたTHE BOOMのライブ。

やっぱり会場中が口ずさむどころか大合唱だった島唄。

いいなぁ。あったかいなぁ。

この歌はいつまでも、時を超えて、

うちなーんちゅの心にあり続けるんでしょうね。

ああ、うちなーんちゅでよかった。

楽屋で見た宮沢さん、かっこよかった。

今日も幸せな気持ちで眠ります。おやすみなさい。 

Posted by ブエコ at 02:52Comments(0)ブエコ徒然日記

足るを知る。

2011年05月16日




なんか楽しいことないかなぁ〜。




私がきらいなセリフのひとつ。

他人まかせで周りからの楽しさの提供を待つ姿勢がいやなのです。

おもしろいことは自分でするものでしょうが!

高杉晋作的に言うと

おもしろくない世をおもしろくすんのは自分の心じゃ!!

って、元気な時は思えるのですが

テンションがどん底の時はつぶやきたくなるのです。




あ〜あ、なんかおもしろいこと、ないかなぁ。




そうつぶやいたテンションどん底の私に友が言いました。






楽しいこと、あるよ。

足りないものを求めるんじゃなくて

目の前の生活を楽しめばすごく幸せだよ。







脳天直下、ガーンと響きました。

本当だ、目の前に、おもしろいこと、たくさんある。

なにがあっても楽しいか楽しくないか、

すべて心が決めるのだなぁと、改めて感じました。

友よ、あなたと話してるこの時間が幸せだ。

幸せな気分で今日は眠ります。

世界平和を願いつつ、おやすみなさーーーい。 

Posted by ブエコ at 01:39Comments(3)ブエコ徒然日記

時間スライド

2011年05月12日




夜更かしのせいか、夜遊びのせいか、

お肌が曲がって曲がってしょうがない時

いつも、よしっ!と思うのです。





よしっ!早く寝て、早く起きるぞっ!!!







例えば夜12時から2時まで2時間仕事をするのではなく、

いつもより2時間早い6時に起きて8時まで仕事をする。

そんな朝方生活にするぞ、と思うのです。





それがどうも、うまくいかない。

2時間早く寝て2時間早く起きるという

時間のスライドは

論理上はひじょうに正しい。というか、簡単。

それでもうまくいかない、その理由は。








2時間早く寝ても、

2時間長く寝てしまうのですっ!!!!!!!







単純に2時間長く寝ただけ、という結果に。

どうしても、どうしても、

麻のシーツが気持ちよすぎて離れられない。

朝の時間を寝すごすたびに

私の脳や体が正しく正確に1分1秒を刻む

時間のリズムとは違うということを知るのでした。





早起きするためには

「寝ることが最上の喜び」という

深層心理から変えなければむりそうです。

そんなわけで、今日も夜がふけてゆく。。。




衰えゆく娘とは裏腹に

「若いですね〜!」と言われる母。

いつもお肌がテカテカしてるのです。

きっとブエノのお店に毎日いるので

チキンを焼く機械の熱でつねに保湿状態なんじゃないかと、

娘は考えております。



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Posted by ブエコ at 00:22Comments(2)ブエコ徒然日記

母の日

2011年05月10日





ねぇねえ。



寝ている私におかまいなしに話しかけてくる、母。


「花束より、毎年咲かせられる植木の方がいいわ」

「コープの下の花屋、素敵な花があったのよ」

「カーネーションはいらないわ」




寝ている私にとっては「どうでもいいんじゃーーー!」と言いたくなる話ですが、

わざわざ起こして話しかけてくるのがかわいいのです。






数年前、「カーネーションがほしい!」とキレて家を飛び出した母。

プレゼントちゃんとあげたじゃん…と途方に暮れた娘、私。

母になにをあげれば喜んでくれるのか、さっぱりわかりませんでした。




でも、あれから数年。

1輪のカーネーションがほしいとすねた母は

もはやカーネーションなんていらないという。

女心はわからんもんです。

そんなわけで、かわいく咲いていた紫陽花とネックレスをあげました。

一人っ子は、誰とも協議することなく

プレゼントを決めなければいけないので

プレッシャーがやばいのです。

最高に喜んでもらえれば、私一人の勝利ですが、

こんなのいらねえ!と叩きつけられれば、

それもまた、私一人の責任なのです。






記憶をたどると、だいたいに置いて

「こんなのいらねぇ!」という扱いを受けてきた気がする

私から母へのプレゼント。

本当は、「ありがとう」と受け取ってもらえたプレゼントの方が

はるかに多いかもしれませんが

その記憶をまったく消してしまうほどの威力を

否定という力は持っているのです。

世の中のお母さん、決して、「これ、いらねぇ〜」

と思うものを子供からもらったとしても

全力のうそで「ありがとう!!!!!」と言ってあげてほしい。

私はそう思うのです。





29年生きてきた今では、

ブエノチキンを手伝うことが、最高の母孝行。

そして、母のように可愛く咲いた花を、送りました。

29年もこんなに、ひねた娘を育ててくれてありがとう。




私と同じ年月だけブエノチキンを営んできた母は

そりゃあ神のような手さばきで

チキンをカットするわけで

手伝うたびに、「父と母、すげえ」と思わざるをえません。




この2人が無償の愛情で育ててくれたこと、神に感謝です。

親という当たり前の行為に甘んじることなく

彼らの愛情に感謝を持とうと、心から感じた母の日でした。




うん、



母のファッションショーにも

真剣に付き合っていこう。



さてさて、母の日もブエノチキンにはお客様がいっぱい。

お母さんが家事をしなくてもいいように、

とのプレゼントとしてチキンを買う方が多かったようです。

来月は父の日。

お父さんには、にんにくでスタミナをつけて働いてもらいましょう!!!!

というわけで、ブエノチキンの注文はこちらです。



[ ブエノチキン浦添 ネットショップ ]
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Posted by ブエコ at 01:23Comments(4)

つまんない大人。

2011年05月07日





アサピー、宇宙より速く動かんと!




がーん!と脳天に響いたヤマピーさんの言葉。

別の広告代理店でバリバリ楽しそうな企画をたてまくってるヤマピーさん。

お互い「ヤマピー」「アサピー」と呼びあう

若干きもちわるい仲ですが(笑)

だいぶ、だいぶ先輩です。

そして、すごくいろんなことを教えてくれます。

お客さんの喜ばせ方や、ブエノのアピールの仕方。

そんな話をふむふむ!と聞きながらいつも思うこと。





なんで20代の私がヤマピーさんより

もっとスピーディーに動けないんだっ!!!!!!?????






ヤマピーさんは大先輩なので知恵と経験の差があるのはしょうがないとして、

それを超えるほどの体力、行動力は

若い(失礼!)私の方があってもいいはず。

それがなぜ…そこさえも勝てないのだ…orz





ヤマピーさんに限らず、30代、40代、50代の

自分より年上でバイタリティ溢れる方とお会いするたびに

なぜ若者の私がもっともっと動けないのだ!?とショックを受けるのです。






「今、夢を語らない子供が増えてるらしい。

 それは夢を語らない大人を見ているからであって

 つまんない大人を見て『大人になりたくない』と
 
 思う子供が多いみたいです」





今日こんなことを聞きました。

私から見たら、30才オーバーの大人はまぶしくてしょうがないというのに!

周りにつまんない大人しかいないというのも、

子供にかぎらず20代の私たちにとっても、

ものすごく不幸なことかもしれない。





「30才すぎたら、すごく楽しいんだから!

 仕事ものってきて、好きなこともできる。

 あんたたちもこれから、がんばりなさいよ!」





母校の英語教師・ユキちゃんから聞いた言葉。

私もそうやって胸をはっていえる大人になるんだと思えば

苦しい夜もなんとかやっていけるのです。





「アサピー、宇宙より速く動かんと」


そうだ、うじうじしてる暇はない!!!

つまんない大人へ向かう道は自ら遮断せねば。

いざ!輝ける30代へ! 

Posted by ブエコ at 00:01Comments(6)ブエコ徒然日記

出演者2万人!?

2011年05月06日

むかしむかし、遥かむかし

私がまだ小学校低学年だった頃。

お友達のピアノの発表会がありまして

招待されたものの、幕があがった瞬間ガン寝。

これが、一番むかしの居眠りの記憶。

それはまぁ子供だからしゃあないとも言えますが

その後も私は一般的に人が感動する場面、

たとえば劇団四季のライオンキングの舞台とか

そういったみんなが涙を流しているところで

ガン寝することが多々ありまして。

音楽や舞台に感動している人は一体なにに涙腺をやられてるのか、

ということがずっと疑問でした。





それが、このごろ、ちょっと、涙腺がゆるいのです。

極端なとこでは舞台がはじまる前のステージで

本番前の準備をしている人たちを見て泣いてしまったり。

その理由はずばり…





老い。







がーん。

いや、というのは、

年齢とともにいろんな経験を積み重ねることで

人の努力を想像するようになったから、です。

舞台本番までに出演する人たちが重ねてきた練習や

「ぜったい成功させるんだ」という思い

あいつのためにがんばろうっていう仲間同士の信頼関係

そういう、直接みる舞台以前に行われた

人間のさまざまな営みを勝手に妄想し

あんたたち、本当にがんばったねえ。。と勝手に泣けてくるわけです。

年取ったなぁ。

年取るって素敵なことだなぁ。




そんな、想像力がマックス働いてしまう

総勢2万人参加!!!!とも言われる九州新幹線全線開通のCMがこちら。






CM撮影にあわせて新幹線の沿線に集まった

たくさんの笑顔・笑顔・笑顔。

3秒ぐらいで、とりあえず笑顔の多さでやられます。

こんな、無謀とも思える企画を通したプランナーの熱とか

撮影までに小道具を用意した人の大変さとか

現場に向かった町の人たちのわくわく感とか

果ては九州新幹線の全線開通のためにがんばった誰かさんの戦いとか

そういうもう、見知らぬ誰かの人生の断片を180秒のあいだに想像して

人間っていいなと、すごく元気をもらえるのです。

震災で3回しかOAされなかったようですが、すてきなCM。

開通、おめでとうですね。 


Posted by ブエコ at 11:00Comments(0)

自然とむきあうこと

2011年05月05日




泡盛の古酒はグラスに注いでから

味が立ち上がるまで少し時間がかかるんです。

それを僕たちは「眠い」味とか「ねぼすけ」って言うんですよ。





とは、とある泡盛メーカーさんの工場見学で聞いたお話。

瓶の中ですやすや寝ていた泡盛が

おーいと起こされて寝ぼけ眼でゆっくり起きてくる、

そんな様子を想像するとなんだか可愛くて

液体でしかない泡盛が人格を持ったかのように愛着を感じます。

そしてゆっくり起きてくるまでの時間さえも

「ねぼすけ」と名付けて愛おしむ、

その商品との付き合い方も素敵です。

ぱっと作ってぱっと食べるインスタントとは真逆の世界。

自然のものと付き合うには、時間がかかるんだなぁ。






私が髪を洗うのに使っている、WORLD SOAP。

防腐剤や着色料、香料を使っていないナチュラルな石けんなのですが

こいつもまた、付き合うのに時間がかかるのです。

洗ったあと数十分は髪がきしきししていて

無理に乾かそうとするとまったく指が通らず大変な爆発頭になるのですが

しばらくそっと寝かせておくとなぜか、

しっとりなめらかな手触りに。

きっと、石けんに入ってる米ぬか油とかローズマリーとか

天然の成分がゆっくり起きてゆっくり髪に浸透してるんでしょうね。





なるほど、急いじゃいけないんだ。

髪を洗ったらすぐしっとりさせる成分とか

食べたらすぐ濃い味がするような成分とか

そういうものは

忙しくてやることがいっぱいありすぎる現代のために作られたもので

本当は人間もこうして、自然のリズムにあわせながら

ゆっくりのんびり生きてたんだろうなぁと

石けんでごわごわした髪をなでながら思ったものです。









そんなわけで

ブエノチキンも防腐剤や添加物、着色料は使用していません。

それでもお酢をたっぷり使っているので

冷蔵庫に入れることで10日は日持ちします。

ブエパパとブエママが

じっくり素材と向き合って作るブエノチキン。

のんびりゆっくり楽しんでくださいね。


[ ブエノチキン浦添 ネットショップ ]
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Posted by ブエコ at 11:00Comments(2)ブエコ徒然日記

ばななさんの言葉

2011年05月01日




なんにも書いてなくて、いつもびっくりするのです。

吉本ばななさんの小説。

特別なことは、なにも起こらず、淡々と過ぎる日々を書いて

200ページが埋まるのだから

その描写力に、洞察力に、ただただ感動してしまいます。



例えばショップ店員さんが包んでくれたプレゼント。

私が経験しても「包装紙がきれいでした」とか

「店員さんの笑顔がやばい可愛かった」とか、

2行ぐらいで終わりそうなもんですが

ばななさんだと違うのです。





きれいなリボンで飾られたプレゼントの意味とは、
決して物質的な意味ではない。
そんな贅沢な時間を何かに
そっと包みたいという人の心なのだ。
終わりが来るなんて永遠に
思わずにいたいという祈りなのだ。




…そうなるかっ!!!!!!





例えば誰かにもらったさりげない優しさ。

私が書くと「友達がこう言ってくれて嬉しかった」とか

「人のあたたかさっていいなぁ」とか、

そんな平たい言葉になってしまうのですが

ばななさんだと違うのです。





人の、意図しない優しさは、
さりげない言葉の数々は、羽衣なのだと私は思った。
いつのまにかふわっと包まれ、
今まで自分をしばっていた重く苦しい重力から
ふいに解き放たれ、
魂が宙に気持ちよく浮いている。






…宙まで浮いたかっ!!!!!



1行1行にいちいち驚き感動し、共感してしまう。

すごい引き込まれて大変です。




ばななさんの描く世界には、ひとつひとつの物事に意味があって

だから、たぶんどうでもいい様な日常が

驚くほど輝きを持って描かれているのだと思います。

ばななさんの小説に出てくる人物のように

自然や風景や、目に見えない何かとか

自分の内側をていねいに見つめることができたら。

どの小説を読んだあとも、そんな同じ感想が出てくるぐらい

彼女の小説はすごく淡々としているのに

とことん人の感情の細かくて深ーーーーーいところを描いている。

昨日は読んでいて

「自分の内面を探ることは、宇宙を旅するぐらい果てしない!」

とさえ感じたほど。

小説の舞台はタヒチなのに、もはや宇宙旅行です。






4月だというのに梅雨入りしてしまった沖縄。

ゴールデンウィークのビーチパーリーの予定を案じつつ、

雨音をバックに今日も宇宙旅行に出かけよう。 


Posted by ブエコ at 00:09Comments(0)ブエコ徒然日記