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◎琉球新報コラム第12回「チキンと夢と希望と」

2015年01月13日

◎2014年7月〜12月に琉球新報で掲載させていただいたコラムです。全13回
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 第12回 / 2014年12月4日掲載『チキンと夢と希望と』
 琉球新報での掲載はこちら
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235370-storytopic-64.html
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◎琉球新報コラム第12回「チキンと夢と希望と」


私には夢がある。

誰もが自分の仕事に誇りを持ち、

肩書きや給料に左右されずに

胸を張って生きられる社会を実現するという夢が。



私には夢がある。

誰もが堂々と夢や目標を言い合い、

応援し合える世の中を実現するという夢が。



そんな大げさな想(おも)いを抱え、

小さな小さなチキン屋で働き始めたのは2年半前。

8年勤めた会社を辞め、

両親が32年営むチキンの丸焼き専門店の2代目修業を始めた。



愛してやまないチキンを日本中に広めるため、

少しでも60代で働く両親の助けになるため、

そして、どんな職業でも輝けることを身をもって示すために。




思えば32年生きてきて、

人生って、大人って、働くって、

すごく楽しいと教えてくれる人はとても少なかった。



社会に出てみても夢や目標を語り合う時間はなく、

多くの大人が生活に追われて心をすり減らしているようだった。




なんだなんだ、このつまらない社会は!? 




もっと大人が夢を持ち生き生きしていなければ、

日本は明るくならない。

子どもだって大人になる希望や働く意味が持てないだろう。



勝手に日本の未来に危機感を抱いた私は、

働く楽しさ、生きる素晴らしさを体現できる大人になろうと決めた。




両親が32年ずっと手作りし続けている味へのこだわりや、

小さいが素朴で味わいのあるお店のこと、

丁寧ではないが親しみ深い両親の接客のこと。

そういう一つ一つに誇りと自信を持って働く。

そんな私の姿を見て

「あんな小さなチキン屋でも誇らしげに働いているのだから自分も頑張ろう」

そう感じてもらえたら幸いだ。




 「17歳になったらブエノチキンで働く!」



そう宣言してくれている7歳のお友達。

彼女が17歳になるまであと10年。

その時も夢を持って

チキンと、いや、キチンと生き生き働く大人でいよう。


(幸喜ブエコ朝子、「ブエノチキン浦添」2代目)



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