◎自分なら気づけただろうか。
2015年06月15日
自分なら、気づけただろうか。
ショッキングな事件を目にしました。
月1万円ちょっとの家賃を払えず2年間滞納した母親が、
その公営住宅から強制退去となったその日、
中学2年生の1人娘を絞殺したという。
◎ニュース記事(書き方で印象が違うので2つ掲載します)
(毎日新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150612-00000002-mai-soci
(産經新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000051-san-l12&pos=1
そこまで追いつめられていることに
なぜ気づけなかったのかと
強制退去を決めた役所の方、行政を責めたくなりますが
そんな時につねづね思うのは
自分なら気づけたのか?ということ。
日々、何人、何十人ものお客さま(市民)に対応していて
一人一人に向き合うのはとても大変なはず。
対応してる人も、人なのだもの。
それでは済まされないことではあるけれど、
こういう事件が起きてしまった時に批判ばかりでなく
行政さんきっと仕事いっぱい抱えて大変だね、
私たち民間や市民でできることはありますか?
と思ったり考えたりすることが
もう一方で大事なんじゃないだろうか。
考えたところでチキン屋にできることは
今すぐ思いつかないのではありますが。
敬愛してやまないお店、浮島ガーデンさん、
オーナーの直子さんと2月ごろお話した時のこと。
沖縄にも、給食費が払えないから
子どもを学校に行かせない親がいる
という衝撃的な話を聞きました。
私の周りには見当たらないので知りませんでしたが、
そういう子どもはたくさんいるのだそう。
だから子どもたちが安くでご飯を食べられる食堂をつくりたいのよね、
というお話をされていました。
あれから数ヶ月、テレビから流れてきたのは
沖縄市にできた「もももやま子ども食堂」開所式のニュース。
そこは子どもが1人100円でご飯を食べられる場所で、
1人で夕ご飯を食べているような子どもたちに来てほしいとの想いが語られていました。
◎「ももやま子ども食堂」開所式のニュース記事 http://www.qab.co.jp/news/2015050565738.html
ニュースにはやっぱり直子さんが映っていて、
2月に聞いたお話がもうこうして形になっていること、
思うだけじゃなくて子どもたちのために実際に動いていること、
とてもとてもすごいなと思いました。
批判は簡単だけど、
自分なら気づけたのかな、自分なら何ができたのかな、
そこまで考えを伸ばしてみようと思う2つのニュースでした。
思うことしかできませんが、
貧しさで勉強の機会や命を奪われることがない世の中になりますように。
Posted by ブエコ at 00:21│Comments(0)
│ブエコ徒然日記