ブエノチキン二代目ブエコ代表トリ締役への道。

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1人ひとりを思う。ヤマトグループ新聞広告

2011年04月11日

死者・行方不明者2万7千人。

避難生活者15万人。全壊家屋5万戸。



ニュースから流れてくる数字が物語る、被害の大きさ。

増え続ける死者数となかなか減らない避難者の数。

数字は今回の震災がいかに大きく、深刻であるかを示しています。

でも、数字はまた、その数の向こうにいる1人ひとりの

苦しさや辛さをぼやかしてしまうような気もします。







何万人、という数字の中にいる1人ひとりに

奥さんがいて、旦那さんがいて、子供がいて。

おじーがいて、おばーがいて、親戚がいて。

学校の友達や職場の仲間、行きつけのお店の店員さんがいて。

被災した方々にとっては、その1人の

大切な人を失ったということがすべての事実、なんですよね。

そういうたくさんの人生が、人と人の関わりあいが

一瞬で失われてしまった苦しみは、想像しようがありません。





避難している人数が何万人から何千人、何百人になったとしても、

1人ひとりが受けた心の傷は決して軽くならない。



ニュース越しに見ていると、つい数字の大小で

苦しみを測ってしまいそうになりますが、

その向こうにいる1人ひとりの気持ちを想像することをやめてはいけない。


あの、信じられない映像がテレビから流れてきた、あの日から、今日で一ヶ月。

今朝の新聞に掲載されていた、ヤマトグループの新聞広告。

写真やイラストがなく、ボディコピーがメインのシンプルな広告ですが

とても誠実で、とても心が入っていて、すごく胸を打たれました。

彼らが、何万人という大きな数ではなく、

被災した一人ひとりのことを思う気持ち、

支援への強い決意が真摯に伝わってきました。

そして、目の前の自分の日常を、

一生懸命つづける大切さにも、気づかせてくれました。



これからもブエノの発送はヤマト運輸だ!





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宅急便ひとつに、
希望をひとつ入れて。


2011年3月11日。

地域に密着した仕事をしてきた私たちにとって、街が消えてしまうほどの

壊滅的な被害は、言葉にできない衝撃であり悲しみでした。

現地で働く社員にとっては、それは報道で語られるような「数」や「記事」の話ではなく、

その街でともに暮してきた一人ひとりの顔であり、声であり、通いつめた道であり、

こまやかな日常のすべてでした。

被災し、自らも多くのものを失った社員たちはいま、その街や人々をよく知っている

自分たちだからこそできることを探し、行動しています。

そして全国にいる17万人のヤマトグループ全社員に行動で伝えてくれています。

私たちがいまやるべきことは何か、と。



これまで宅急便を育ててくれた被災地の水産業・農業も壊滅的な被害を受けました。

これは日本中の人々の食生活にとっても大きな問題です。

私たちは、救援物資の仕分け作業や各拠点への物資輸送の

全面的サポートなど今すぐに必要な支援は継続しながら、

被災地の生活基盤の復興と、水産業・農業の再生支援に向けて動き出します。

産業が復興するまでの道のりは長く険しく莫大な費用が必要です。

まとまったお金を一度に寄付することは難しくても、毎月

自分たちの通常の仕事の中から最大限に捻出する方法はないかと考えました。

私たちが取扱う宅急便は年間約13億個。

宅急便1個につき10円を寄付できれば年間約130億円捻出することができます。

もちろん宅急便の運賃表は変えません。しかしそのお金はまぎれもなく、

全国のみなさんの力で生まれるお金です。

毎月どれくらいの金額になったか、被災地の復興に

どのように活かされて形になるのか、ホームページなどでご報告していきます。

どんなに困難でも恩返しの気持ちを込めてやり通す決意です。


震災から1ヶ月。

世の中の空気も、人の関心も、気持ちも、徐々に変化しています。

一方で、震災がもたらした現実の重さと悲しみに身動きできずにいる人がいます。

絶対にそのことを忘れないこと。

被災された人でなければ分からない痛みがあることを常に想像し、

復興に向けた行動の原点とすること。

私たちは、はじめます。そして、いつもと変わらない自分たちの仕事を続けます。


ヤマトホールディングス株式会社



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「宅急便1個につき10円の寄付」を決定
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h23/h23_03_01news.html


Posted by ブエコ at 22:47│Comments(0)
 
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