1万時間のその先へ。

ブエコ

2022年06月15日 18:36





「1万時間の法則」



最近はそんな言葉を耳にします。

これは何事も1万時間ぐらいこなすと身に付くというような話。



1万時間・・・1日8時間だと1,250日、3,4年。ふむ。






私ブエコは前職が広告代理店のコピーライターという

テレビCMやポスターやチラシやパンフレット、

あらゆる広告の言葉を作る仕事をしておりましたが、

憧れの一流コピーライターのように

「ちょっと目を閉じて考えて、はっ!と閃き紙にさらさらと言葉を書いて提案、オッケー」

みたいなことが最初からできるはずもなく。



コピーライターの世界では「100本ノック」と言って

一つの商品のキャッチコピーに最低100案。

それを締め切りまで毎日続けます。

何時間も何日もうんうん考え続け書き続けます。




なんとなくカッコよく見えるように

A4用紙に1フレーズだけ書いたものを上司やディレクターに提案し

あっさり没となり、またウンウン考え始める・・・

ということを8年続けたわけですが(笑)



何が上出来のコピーで何が不出来のコピーか

さっぱりわからなかった新人時代から、

7年目ぐらいに急に「はああああ!!!!分かったああああああ!!!!」

という目覚めの時が訪れます。

毎日寝る間も惜しんで企画を考えていた私としては

2万時間ぐらいかかったのでは・・・と悲しくなりますが

まあちょっと、仕事のコツが分かるようになりました。




つまりは、膨大な量をこなした向こうに

やっとこさ開ける、見えてくる、

桃源郷のような世界が広がっている。という話で。




つまりは、苦手なことほど、でーじやれ!という話でして。

得意なことも、もちろん、でーじやった方がいい!という話でして。







人間の時間は限られております。

20代、30代、みんなが遊んだり休んだりしている時に

徹底的に量をこなすことで

40代、50代に圧倒的な自信、自分への信頼を糧に前に進めます。



あの時に寝ずに好きなことにひたすら邁進した私よ、グッジョブ!

量を超えた質を手に入れた40代はめっちゃ楽しいよーという話でした。






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